テレビのブースターの交換費用はいくら?選び方や設置方法も解説

この記事は約6分で読み終わります。

この記事を要約すると...

テレビブースターが故障すると映像が安定的に表示されなくなり、乱れたり映らなくなったりするため交換する必要があります。このとき交換にいくらくらいかかるのか、どのように選べば良いか、どうやって設置するのかなどが気になる方は多いでしょう。今回は、テレビブースターの交換費用の相場や選び方、設置方法などについて解説します。テレビブースターの交換を検討している方はぜひ参考にしてください。


テレビブースターを交換する場合の費用相場

テレビブースターの交換は、業者に依頼するのが一般的です。業者に依頼した場合の費用相場は15,000〜30,000円程度とされています。

テレビブースター自体の費用は5,000円以上が目安です。ただし、簡易的なものから機能性が高いものまでさまざまな製品があり、性能によって金額に差があります。

テレビブースターの選び方

先述の通り、テレビブースターにはさまざまな種類があります。それぞれ用途や適している環境・シーンが異なるため、まずは把握しておくことが大切です。ここでは、5つの観点からテレビブースターの選び方を解説します。

屋外用か屋内用かで選ぶ

テレビブースターには屋内用と屋外用が存在します。

屋内用はテレビの近くに設置して、ケーブルでつなぐタイプのブースターです。屋内用のブースターは、下記のような場合に向いています。

・ノイズがある
・テレビの台数が多い
・集合住宅に住んでいる など

屋外用はテレビ近辺に電源部を、アンテナの近くに本体を設置するタイプのテレビブースターです。屋外用のテレビブースターは、下記のような場合に向いています。

・ノイズがない
・山間部など受信電波が弱い など

設置状況を確認し、屋内用と屋外用のどちらのテレビブースターが向いているかを考えましょう。

視聴する放送に合うブースターを選ぶ

テレビブースターは「地デジ(UHF)用」「衛星放送(BS/CS)用」「ケーブルテレビ(CATV)用」「4K8K対応」など、製品によって視聴可能な放送が異なります。視聴したい放送に合ったテレビブースターを選びましょう。

すべての放送が視聴できるマルチブースターもありますが、価格が高いため、購入は慎重に検討しましょう。

雑音指数(NF)が低いものを選ぶ

テレビブースターは受信した電波だけでなく、ノイズまで増幅してしまいます。快適に視聴するためにも、雑音指数(NF)が低い製品を選びましょう。例えば地デジ用なら3dB(デシベル)以下、BS/CS用なら6dB以下が目安です。

利得(ゲイン)の高いものを選ぶ

テレビブースターを選ぶときには、利得(ゲイン)もチェックしましょう。利得とは、どの程度受信した電波を増幅できるかを示す数値です。利得が高いほど、より電波を強化できます。

ただし、利得はただ単に高ければ良いわけではありません。アンテナの受信強度やアンテナとテレビの距離などを考慮して、環境に合うものを選びましょう。

定格出力が高いものを選ぶ

テレビの台数が多い、もしくは増える可能性があるなら定格出力の高いテレビブースターを選びましょう。定格出力とは、テレビブースターの電波信号の最大出力レベルのことです。

安定した映像を保つには、信号レベルをテレビブースターの許容範囲内に収める必要があります。許容範囲をオーバーすると映像が乱れるため、定格出力が高く許容範囲の広いテレビブースターを選ぶのがおすすめです。

テレビブースターの設置方法

テレビブースターの設置方法は、屋内用と屋外用で異なります。それぞれの設置方法についてみてみましょう。

屋内用ブースターの設置方法

屋内用のテレビブースターは、テレビと電源につなぐだけで設置できます。一般的な手順は下記の通りです。

1.テレビとテレビブースターの出力端子をケーブルでつなぐ
2.ケーブルの端子を、テレビブースターの入力端子と壁面のアンテナ端子それぞれに接続する
3.レコーダーがある場合は、レコーダーとテレビブースターを接続する
4.テレビブースターのACアダプターをコンセントに差し込む

詳細は製品ごとに異なるため、上記はあくまで参考程度にとどめ、説明書の指示に従いましょう。屋内用は屋外用と比べて増幅効果が低いため、環境によっては思うような効果が出ない場合がある点に注意が必要です。

屋外用ブースターの設置方法

屋外用のテレビブースターは、電源部と本体を別々に取り付ける必要があります。一般的な手順は下記の通りです。

1.テレビブースターの本体をアンテナマストに取りつける
2.テレビの近くにテレビブースターの電源部を取り付ける
3.テレビブースターにケーブルをつなぐ(あらかじめケーブルに防水キャップとコネクタを取り付けておく)
4.テレビブースターの利得を調節する

屋外用テレビブースターと同じく、説明書の指示に従って設置しましょう。なお、テレビブースターの本体はアンテナから1m以上離して設置し、電源部は人やペットが触れないところに設置してください。

テレビブースター交換に関するよくある質問

ここでは、テレビブースターに関するよくある質問への回答を掲載します。

テレビブースターの寿命と見分け方は?

テレビブースターの寿命は10年程度といわれています。ただし、海が近い、雪が多いなど環境によっては劣化が早まり10年以内に寿命を迎える場合もあります。また、屋内用と屋外用では、風雨や日光にさらされる屋外用のほうが寿命が短めです。

テレビの映像が乱れる、ノイズが入る、そもそも映像が映らないといった場合はテレビブースターが劣化しているおそれがあるので業者に調べてもらいましょう。

費用を抑えるためにテレビブースターをDIYで交換するのはアリ?

テレビブースターの交換は、屋内用であればDIYでも可能です。先述の通り、屋内用のテレビブースターはテレビと電源につなぐだけで設置が完了するため、新設でも交換でも自力で対応できます。

ただし、適切なテレビブースター選びに自信がない場合は、業者に依頼したほうが良いでしょう。

屋外用のテレビブースターは、DIYでの設置はおすすめできません。屋外用のテレビブースターは、屋根の上など高い場所にあるアンテナ近くに本体を設置する必要があります。

高所作業に慣れていない方だと、作業中に転落したりテレビブースターを落としてしまったりする可能性があり大変危険です。

また、取り付けや配線などの知識が必要なので、自力で設置しようとしても何をどうすれば良いのかわからないこともあるでしょう。

無理にDIYで設置すると、かえって映像が乱れたりテレビが映らなくなったりすることもあるため、業者に任せるのがおすすめです。

そもそもテレビブースターって必要?

テレビブースターは受信した電波を増幅させ、映像を安定させるためのものです。そのため、テレビアンテナが受信した電波が強ければ、テレビブースターを設置する必要はありません。

ただし、普段は電波が強い場所でも、天候によっては映像が乱れる場合があるため、多くの家庭でテレビブースターが設置されています。テレビブースターの要不要の判断が難しい場合は、業者に依頼して確認してもらうと良いでしょう。

まとめ

テレビブースターは電波を増幅させて、テレビの映りを良くするために必要です。電波が強い場所でも天候が悪いと映像が乱れることがあるので、問題がある場合は早めに交換しましょう。

屋内用のテレビブースターであれば自力でも設置可能ですが、テレビブースターの選定や設置には知識が必要です。また、屋外用のテレビブースターの交換は高所での作業が発生するため、業者に依頼したほうが良いでしょう。

テレビブースターの交換やアンテナ関連の工事なら、年間3,000件の施工実績がある Go!Go!アンテナがおすすめです。高所作業に慣れており、アンテナ関連の専門知識をもつプロが対応するため、安心して依頼できます。最短即日対応可能で15年間の長期保証がついているのも魅力です。電話とLINEでのお問い合わせにも対応しているため、テレビブースターの交換を検討している方は、相談してみましょう。