この記事を要約すると...
テレビの特定のチャンネルだけが映らなくなったり、突然真っ暗になったり、音声が途切れたりすることはありませんか。テレビの映りが悪いと、お気に入りの番組も十分に楽しめません。改善したい場合は、まずは原因を把握し、適切な対処法を講じることが重要です。 今回は、6つの状況別にテレビの映りが悪くなる原因と対処法を解説します。テレビの映りが悪くて困っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
【状況別】テレビの映りが悪いときの対処法
テレビの映りが悪いときは、まず原因を特定することが重要です。原因によって対処法が異なるため、状況に応じた対応を行いましょう。ここでは、テレビの映りが悪いときの主な状況別に、原因と対処法を解説します。
特定のチャンネルが映らない|チャンネルごとに受信レベルを確認する
特定のチャンネルだけが映らない場合には、下記のような原因が考えられます。
▼原因
・チャンネル情報が正しく取得されていない
・放送局が一時的に電波の送信を停止している
・雨や障害物の影響で電波が遮られている
・衛星放送の場合、適切なアンテナケーブルや分配器、分波器を使用していない
・有料放送の場合、視聴契約の手続きが未完了、または不備がある
▼対処法
【チャンネルごとの受信レベルを確認する】
テレビの設定画面から受信レベルを確認することができます。リモコンの「ホーム」ボタンや「設定メニュー」ボタンを使って、受信状態をチェックしましょう。チャンネルごとの受信レベルを確認し、どのチャンネルで問題があるのかを特定します。
特定できたら、チャンネルの再取得を行います。
【上記の方法で解決しない場合(地デジ放送)】
受信感度が弱い場合は、アンテナの交換を検討しましょう。より強い信号を受信できるアンテナに変更することで、改善される場合があります。
【上記の方法で解決しない場合(衛星放送)】
契約内容を確認し、不備がないか確かめます。また、使用している機器が衛星放送に対応しているかを確認し、必要に応じてアンテナやケーブルを4K、8K対応の製品に交換しましょう。
番組表だけ映る|チャンネルを再設定する
番組表だけが映る場合は、下記の原因を疑いましょう。
▼原因
テレビで番組表だけが映る場合、チャンネル設定に不具合が発生している可能性があります。信号が受信できていない、もしくは受信チャンネルが正しく設定されていないことが考えられます。
▼対処法
チャンネル設定を再確認し、再設定を行うことで問題を解決できることがあります。リモコンのメニューボタンを押し、設定画面に進んで再設定を行ってください。
音だけ出る|テレビの基板を修理する
テレビから音だけが出て画面が映らない場合は、主に下記の原因が考えられます。
▼原因
・ケーブルの接触不良や配線ミス
・アンテナの受信レベル低下
▼対処法
【テレビを再起動する】
テレビ本体の電源ボタンを操作して電源を切ります。次にコンセントを抜き、10秒以上待機します。再度コンセントを接続し、電源を入れて、テレビ本体の映りを確認しましょう。
【ケーブルを再接続する】
テレビ・ブースター・混合器など、各機器を接続しているケーブルが正しい場所に挿し込まれているかを確認し、手の届く範囲で抜き挿しを試します。
【B-CASカードを抜き挿しする】
B-CASカードを一度抜き、やわらかい布で拭きましょう。再度挿し込み、本体の映りを確認します。
なお、テレビ画面が映らないのに音だけ出る場合の対処法については、こちらの記事でも解説しています。上記を試みても改善しない場合は、ぜひ参考にしてください。
ノイズが入る|ケーブルの再接続・業者に依頼する
▼原因
・ケーブルの接続が正しく行われていない場合
・電波が弱すぎる、または強すぎる状態になっている
・アンテナの設置が不安定で、風や振動でずれている
・雨や雪などの天候による影響で電波が弱くなっている
▼対処法
【ケーブルを再度抜き差しし、接続を確認する】
ケーブルを再度抜き差しして接続を確認します。接続部分に緩みや汚れがないかもチェックしましょう。なお、雨天時には、天候が回復するのを待つことで改善されることがあります。
【上記の方法で解決しない場合】
専門業者に依頼し、必要に応じて下記の対策を講じましょう。
・ブースター(信号増幅装置)を設置し、受信感度を高める
・受信性能が高いアンテナに取り替えることで、安定した映像を確保する
・アンテナの方向を調整し、最適な受信方向に変更する
・アンテナをしっかり固定するために、金具やワイヤーを新しいものに交換する
また、テレビにノイズが発生する場合の対処法については、こちらの記事でも紹介しています。
エラーが表示される|エラーコードごとに対処する
テレビの画面にエラーコードが表示されることもあります。エラーコードごとに原因と対処法が異なりますので、下記を参考に適切に対応しましょう。
エラーコード | 表示されるケース | 対処法 |
E201 | アンテナの受信レベルが下がっている | アンテナケーブルの接触不良が考えられるため、再接続を試す |
E202 | テレビに電波が届いていない | 下記の原因が考えられるため、先述の内容を参考にそれぞれ対処する
・ケーブルの接触不良 ・B-CASカードの不具合 ・チャンネル設定の不具合 ・電波障害
もしくはアンテナに不具合が生じている場合もあるため、業者に修理を依頼する |
E203 | 選択したチャンネルが放送を休止している | 現在選択されているチャンネルが放送されているか確認する |
E100、E101、E102 | B-CASカードに不具合が起こっている | B-CASカードが挿入されていない、認識されていない、うまく読み取れていないなどが考えられるため、B-CASカードの抜き挿しを試す |
E103 | 未契約のチャンネルを選択している | 地デジのチャンネルに切り替える |
E200 | 未放送のチャンネルを選択している | 地デジのチャンネルに切り替える |
E204 | 存在していないチャンネルを選択している | 別のチャンネルに切り替える |
E205 | チャンネルの契約期限が切れている | 契約状況を確認する |
E209 | 衛星アンテナケーブルの接続不良が起こっている | アンテナケーブルの抜き挿しを行い、BS/CSアンテナへの電源供給を「オフ」に切り替える |
改善しない場合は専門業者に依頼するのがおすすめ
テレビの映りが悪い場合、まずはアンテナや接続をチェックしたり、設定を見直したりすることが一般的ですが、それでも改善しない場合があります。その場合は、専門業者に依頼するのが一番の解決策です。
自分で修理や調整を試みるのは、原因を特定するのが難しく、かえって問題を悪化させてしまうこともあります。特に、テレビアンテナに関するトラブルは専門的な知識が必要です。素人ではアンテナの向きや周囲の電波状況を正確に把握することが難しく、場合によっては誤った対処をしてしまうこともあります。
専門業者に依頼することで、テレビ映りの不具合の原因をしっかりと特定し、適切な対処をしてもらえます。必要に応じて電波状況の調査を行ったり、適切なアンテナに交換したり、ブースターを設置したりすることで、映りを改善できる場合もあります。
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まとめ
テレビの映りが悪いときは、その原因を正確に把握することが重要です。原因を特定することで、適切な対処法を講じることができます。原因を特定できない場合や、改善がみられない場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。ぜひ今回の記事を参考に、テレビの映りを解消してみてください。