テレビアンテナが台風で倒れたときの対応は?修理費用や事前対策も紹介

この記事は約7分で読み終わります。

この記事を要約すると...

高所にあるテレビアンテナは、台風による強風の影響を受けやすいといわれています。台風で倒れてしまったアンテナを自分で直そうと考える方もいるでしょう。 しかし、高所作業になる上にアンテナが電線に触れていると、感電やケガのリスクも高まります。危険をともなうため、無理をせず専門業者に依頼しましょう。今回は、アンテナが台風で倒れたときの対応や修理費用、事前にできる対策について紹介します。


台風でテレビアンテナが倒れたときの緊急対応

台風でテレビアンテナが倒れたときはやるべきことを確認し、素早く冷静に対処しましょう。ここでは、台風被害を受けたときに対応すべきポイントについて紹介します。

業者に連絡する

テレビのアンテナを修理するには、屋根の上に登らなければなりません。素人が行うと落下や転倒のリスクがある上に、アンテナの向きを正確な位置に調整するのが難しいため、業者へ連絡しましょう。専門業者なら、テレビの映りが良くなる向きも熟知しているので安心です。

どの専門業者に依頼すべきか悩んでいる場合は、年間3,000件の工事実績があるGo!Go!アンテナがおすすめです。遅くとも連絡を受けた翌日には現場へ駆けつけてもらえるほか、夜間でも施工依頼ができるため、忙しい方でも時間調整しやすいのがポイントです。

周囲の住民に知らせる

テレビのアンテナが倒れたときは、たとえ被害がなくても早急に近隣住民へ知らせることが大切です。

倒れたアンテナや破片が落下すると、隣の家の屋根や窓ガラス、敷地内にある車などに当たり、傷つけてしまうおそれがあります。最悪の場合、近隣住民からのクレームにつながりかねないため、早めに伝えておきましょう。

また、高所から落下したアンテナが人に当たると危険なため、事前にリスクを伝えて注意を促すことが重要です。

倒れたアンテナを立て直す

倒れたアンテナの修理には危険がともなうため、自力で立て直すのはおすすめできません。どうしても自力で対処したい場合は、下記の条件に当てはまるか確認してから進めましょう。

・アンテナが室内やベランダの柵など、安全に作業できる場所に設置されている。
・複数人で作業できる。

上述した条件が当てはまる場合に限り、下記の方法でアンテナを立て直しましょう。

1.足場を整えてから倒れたアンテナを立て直す。
2.アンテナを設置した後、外壁にあるテレビの点検口からケーブルがテレビまでつながっているか確認する。
3.アンテナとテレビをつなぎ、テレビの電源を入れてから受信レベルを確認し、アンテナの向きを調整する。
4.アンテナ本体が倒れないように、ワイヤーや金具でしっかりと固定する。

新しいアンテナと交換する

アンテナが故障していた場合は、倒れたアンテナを撤去して新しいアンテナに交換しましょう。

テレビが見られるからといってそのままにしておく方もいますが、アンテナの腐食が進みやすくなり、サビが発生する原因になりかねないため、気付いた時点で早めに交換することをおすすめします。

また、新しいアンテナを取り付ける際は、高所作業により落下や転倒などの危険をともなうため、安全面を考慮して業者に依頼しましょう。平面のアンテナは台風に強い特徴があるため、検討してみるのも良いかもしれません。

テレビアンテナの修理費用

テレビアンテナの修理費用はどのくらいかかるのでしょうか。ここでは、修理内容別に費用相場の目安を紹介します。

アンテナの向きを変える

アンテナの向きを変える修理の費用相場は5,000円~12,000円ほどです。台風の影響でアンテナが傾いて電波をキャッチしにくい状態が続くと、テレビの映りが悪くなることがあります。

その場合、アンテナの向きを正しい位置へ調整する作業が必要になります。アンテナ向きを変えるだけであれば簡単な工事で済む場合が多いため、気軽に業者へ問い合わせてみましょう。

アンテナを立て直す

アンテナを立て直す修理の費用相場は、12,000円~20,000円ほどです。台風によりアンテナが倒れてしまった場合「テレビが映らない」「エラーコードが表示される」などの症状がみられるようになります。

アンテナの破損がなく倒れているだけであれば、元通りに立て直す作業だけで問題ありません。ただし、アンテナが壊れていた場合は、新しいアンテナに交換する必要があるため、費用が高くなる可能性があります。

ブースターを交換する

ブースターの交換が必要な場合の費用相場は、15.000円~30,000円ほどです。ブースターが故障すると、受信する電波をうまくキャッチできなくなるため、テレビの映りが悪くなります。

業者に依頼するとレベルチェッカーを使用して、ブースターが正常に電波を受信しているか確認してから交換してもらえます。

分配や配線を修理する

分配や配線を修理するときの費用相場は、10,000円~30,000円ほどです。複数のテレビがあるにもかかわらず、1台だけ映らないという症状がみられた場合、分配工事を行い電波を受信しやすい環境に整えます。また、配線が劣化して断線してしまった場合は、配線工事が別途必要となります。

故障したアンテナを交換する

故障したアンテナを交換する際の費用相場は、25,000円~55,000円ほどです。台風の影響でアンテナが変形したり、経年劣化がみられたりしてアンテナが故障してしまったときは、アンテナ本体の交換が必要です。

台風による故障は火災保険の対象になる

台風の影響によりアンテナが倒れてしまった場合、テレビアンテナは建物の一部として認められるため、火災保険の補償対象になるケースがあります。

例えば、台風による強風でアンテナが倒れて破損してしまったり、落下したアンテナが建物に当たって傷ついてしまったり、アンテナが曲がってしまい修理が必要になった場合などに適用される場合があります。

ただし、下記の場合は火災保険を使えないため注意が必要です。

・故障の原因が台風の影響ではなく、経年劣化によるものだった。
・故障した日から3年以上経過している。
・修理費用が免責金額に満たなかった。

ほかにも、台風被害に対応する補償内容が家財のみの場合は、テレビアンテナの損害は対象外となります。保険会社で決められている免責金額に満たなければ、補償の対象にはなりません。その場合、台風でアンテナが故障した場合でも、自己負担が発生する場合があります。

保険会社によって契約内容が異なるため、被害の状況を確認してから早めに保険会社へ問い合わせましょう。

テレビアンテナが台風で倒れないための事前対策とは

台風が来る前にテレビアンテナを調整しておくことで、被害を最小限に抑えられます。ここでは、テレビアンテナが台風で倒れないようにするための事前対策について紹介します。

台風に強いアンテナに交換する

台風の風に強いデザインのアンテナに交換するのも、ひとつの方法です。選ぶときはアンテナの耐風速性能を確認し、耐風速50m/s以上のアンテナにすると安心です。

また、ファッション性の高いデザインアンテナを活用すると、見た目もおしゃれにしつつ台風対策ができます。さらに、箱形でコンパクト設計になっているため、屋根上だけでなく外壁にも設置できるのが特徴です。

また、風の通りを良くするために、メッシュタイプのアンテナになっているものもあります。風を受け流せるため、アンテナの位置ずれ防止に役立ちます。

アンテナを付ける場所を変える

アンテナの設置場所を見直すのも台風対策に有効です。屋根上は雨風の影響を受けやすいため、風が当たりにくい外壁やベランダなどへの設置を検討しましょう。外壁であれば屋根上よりも設置場所が低くなり、メンテナンスもしやすくなります。

また、地デジのみであれば、屋内に設置することも可能です。アンテナを屋内に設置すると、外観を損ねる心配もありません。ほかにも、台風被害を回避するだけでなく鳥害対策にもなります。

まとめ

台風被害を受けてテレビアンテナの修理が必要になったときは、業者へ連絡して適切に対処してもらいましょう。また、アンテナが落下して二次被害が生じる可能性があるため、近隣住民に状況を伝えておくことも重要です。

また、アンテナの故障が台風の影響によるものであれば、火災保険の対象になる場合があるので、契約内容をチェックしておくと良いでしょう。