テレビアンテナが倒れたら|対処法と修理費用の相場について解説

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豪雨や台風、劣化などが原因で、テレビアンテナが倒れてしまうことがあります。テレビアンテナが倒れるとテレビが映らなくなるため、どうすれば良いのかと困ってしまう方もいるでしょう。そこで今回は、テレビアンテナが倒れたときの対処法や修理費用の相場、テレビアンテナが倒れないようにするための対策などについて解説します。


アンテナが倒れたときにすること

テレビアンテナが倒れたら、まず下記の3つの対応から始めましょう。

・火災保険が適用されるか確認する
・アンテナ工事業者へ修理の依頼をする
・近隣に声をかける

それぞれの対応について詳しく解説します。

1.火災保険が適用されるか確認する

台風や雹(ひょう)などの自然災害が原因でテレビアンテナが倒れた場合は、火災保険が適用される可能性があります。火災保険が適用されると修理費用の補償が受けられるため、まずは保険会社などに確認してみましょう。

保険会社に連絡する際には、火災保険の契約者名と証券番号、アンテナが倒れた場所や日時、状況などを伝えると話がスムーズに進みます。保険会社に連絡する前に、保険証券などを確認してメモしておきましょう。

2.アンテナ工事業者へ修理の依頼をする

火災保険の確認が完了したら、アンテナ工事業者にテレビアンテナの修理を依頼しましょう。依頼の連絡の際に火災保険の使用有無を伝えると、見積書や被害状況がわかる写真などの申請に必要な書類を用意してもらえます。

修理費用や保証期間、工事日程などの条件を確認した上で、修理を依頼しましょう。

3.近隣に声をかける

火災保険の確認や業者への修理依頼を並行して、近隣の方にテレビアンテナが倒れた旨を伝えておきましょう。倒れたテレビアンテナが落ちてきて、事故が発生するおそれがあるためです。

すでにテレビアンテナが落ちている場合は、手が届きそうなら自力で片づけても問題ありません。また、アンテナ修理の工事日程が決まったら、何日に工事があるのかも伝えておくと良いでしょう。

アンテナが倒れたらプロに相談するのがおすすめ

テレビアンテナが倒れたときは、自力で何とかしようとせずにプロに相談するのがおすすめです。テレビアンテナは屋根や外壁などの高い場所に設置されるため、修理の際は高所で作業することになります。

高所作業に慣れていない方だと、作業中に転落したりアンテナや道具、機器、部品などを落としてしまったりするリスクが高まります。

もし隣家に転落したり道具を落としたりすれば、大きなトラブルに発展するかもしれません。作業中にうっかり屋根を破損させて被害が拡大する可能性もあるため、プロに任せるのが安心です。

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【依頼内容別】アンテナが倒れたときの費用相場

テレビアンテナの修理費用は、アンテナを立て直すのか、傾きや方向を調整するだけで済むのかで異なります。また、アンテナ本体を交換するのか、撤去作業が必要かなども金額に影響する要素です。

ここでは、テレビアンテナの修理を業者へ依頼したときの費用相場を、依頼内容別に紹介します。

アンテナの立て直し費用の相場

テレビアンテナが完全に倒れてしまっている場合は、立て直す必要があります。立て直し費用の相場は、12,000~20,000円程度です。

複数のテレビアンテナを立て直す場合は、30,000~40,000円ほどかかります。ただし、テレビアンテナに損傷がなければ、もう少し費用が安く済むこともあります。

アンテナが傾いた・方向調整の費用相場

テレビアンテナが傾いたり向きが変わってしまったりするとテレビの映像が乱れるおそれがあるため、角度や向きを直してもらう必要があります。

傾きや方向の調整だけなら、費用相場は5,000~12,000円ほどです。複数のテレビアンテナを修理する場合は、その倍程度の費用がかかります。

アンテナの交換費用の相場

テレビアンテナが破損・故障していた場合や寿命を迎えていた場合は交換しなくてはなりません。アンテナ交換の費用相場は25,000~55,000円程度です。

アンテナが完全に倒れてしまっている場合、アンテナ本体が破損・故障していたり固定器具まで壊れていたりするケースが多く、費用が高くなる傾向にあります。

アンテナの撤去費用の相場

アンテナの撤去を依頼する場合の費用相場は、5,000~20,000円程度です。デザインアンテナや複数のアンテナを撤去する場合は、その分費用が高くなります。

下記の記事にてテレビアンテナの撤去費用について詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

テレビアンテナの撤去費用はどれくらい?相場と業者選びのポイントを紹介

【今後の対策】アンテナが倒れないようにするには

アンテナの修理には、それなりの費用がかかります。アンテナが倒れることがないように、あらかじめ対策しておきましょう。具体的には何をすれば良いのか、対策方法を紹介します。

対策1|アンテナを屋根裏に設置する

テレビアンテナは屋根や外壁に設置するイメージがありますが、実は屋根裏にも設置可能です。屋根裏であれば台風や雹などの被害を受けないため、倒れる心配がありません。スペースを確保できるなら、八木式アンテナも設置できます。

ただし、屋内に入れるため電波の受信強度は下がります。また、屋根に太陽光パネルを設置している場合は、太陽光パネルが電波を遮ってしまうおそれがあるため注意しましょう。

対策2|アンテナを壁面に設置する

屋外にテレビアンテナを設置するなら、屋根よりも壁面に設置するのがおすすめです。壁面に設置したほうが、雨風の影響を受けにくくなります。八木式アンテナを壁面に設置するのは難しいため、デザインアンテナを選びましょう。

ただし、周辺環境によっては壁面にテレビアンテナを取り付けると電波を受信できなくなる場合があるため、あらかじめ受信可能かどうかを調べることが大切です。

対策3|アンテナを耐久性が高く風に強いものにする

台風などの強風でテレビアンテナが倒れるのを防ぎたい場合は、耐風圧強度が高いテレビアンテナを設置しましょう。耐風圧強度とは、耐えられる限界の最大平均風速のことです。

平面デザインアンテナや水平デザインアンテナは、耐風圧強度が高めで壁面にも設置できるため、風の影響を受けにくくなります。

対策4|定期的にチェックする

破損・損傷がないかどうか、テレビアンテナを定期的にチェックすることも重要です。テレビアンテナそのものはもちろん、固定ワイヤーが錆びていないか、グラグラと揺れないかなども確認しましょう。

サビたりグラついたりしている場合は、テレビアンテナの劣化や取り付けミスが起きている可能性があります。

破損・損傷や劣化が見つかった場合は、そのまま放置するとテレビアンテナが倒れてしまうかもしれないため、早めに修理を依頼しましょう。

対策5|光テレビにする

テレビアンテナが倒れてしまったら、思い切って「光テレビ」や「ケーブルテレビ」することも検討してみましょう。

光テレビはインターネットの光回線、ケーブルテレビはケーブルの有線接続で視聴できるテレビです。どちらもアンテナ不要で視聴できることから、アンテナの修理・交換に悩むことがなくなります。

ただし、光テレビやケーブルテレビを利用するには運営会社と契約する必要があり、月額使用料も発生します。また、エリアによってはサービスが提供されていないことがあるため、前もって利用可能かどうかを確認しておきましょう。

まとめ

テレビアンテナが倒れてしまったらテレビが映らなくなるため、早めに修理する必要があります。自然災害で倒れた場合は火災保険が適用される可能性があるため、まずは保険会社に連絡してみましょう。また、修理は高所作業になるため、業者に依頼するのがおすすめです。

また、アンテナ修理にはそれなりの費用がかかるため、そもそもテレビアンテナが倒れないよう対策を講じておくことも大切です。テレビアンテナを屋根裏や壁面に設置する、耐久性が高いテレビアンテナに交換するなど、できることから始めてみましょう。