一軒家でBS放送を見る3つの方法とメリット・デメリットを徹底比較

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毎回欠かさず見ている番組がBSでしか放送されていない場合、新築戸建てに引っ越した後でも快適に見られるのか気になる方はいませんか。BS放送を見るには必要な備品をそろえたり、設定したりするなどの準備が必要です。今回は、一軒家でBSを視聴する3つの方法とそれぞれのメリットやデメリットを紹介します。


一軒家でBS放送を見るには?

一軒家でBS放送を見るには、「BSアンテナ」「光回線」「ケーブルテレビ」の3つの方法があります。それぞれの特徴と費用の目安は下記の通りです。

概要 初期費用の目安 月額料金の目安
BSアンテナ 屋根などにBSアンテナを設置し、電波を受信する 35,000円〜73,000円 0円
光回線 インターネット回線などを活用して、テレビを視聴する 20,000円~40,000円
※事業者によって特典の有無が異なる
55円~825円
ケーブルテレビ 専用のケーブルを介して、それぞれの地域のテレビ局から電波を受信する 13,000円~50,000円
※事業者によって特典の有無が異なる
1,500円~5,000円

ここでは、3つの方法について詳しく解説します。

一軒家でBS放送を見る方法1|BSアンテナ

BSアンテナを設置するには、下記の準備が必要です。

・専用アンテナ
・BS放送に対応したテレビ
・アンテナケーブル

これらを準備した後、屋根にBS/CSアンテナを設置して、それぞれの地域にある電波塔から放送電波を受信すると、BS番組を視聴できます。なお、BS放送には下記の通り、無料チャンネルと有料チャンネルの2種類があります。

主な番組 CMの有無
無料チャンネル BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSフジ、BS11、Twellv、放送大学など あり
有料チャンネル NHK BS1、NHK BSプレミアム、WOWOWプライム、WOWOWライブ、WOWOWシネマ、WOWOWプラス、BS釣りビジョン、日本映画専門チャンネル、ディズニー・チャンネルなど なし

BSアンテナでBS番組を視聴する方法は、月額料金が発生せず初期費用のみで済むため、節約したい方や今後も地デジしか見ない方におすすめです。

BSアンテナのメリット

BSアンテナは、購入時にまとまった初期費用が必要となりますが、その後のランニングコストが原則発生しないため、長期的に安くなることがあります。ただし、NHKの受信料は別途必要になるため、注意しましょう。

また、BS放送を視聴できるようになるまでの期間が、3つの方法の中で最も早いのもポイントです。音楽やスポーツなど、幅広い番組を見ることができる上、CS放送を見なければいつでも解約が可能です。

BSアンテナのデメリット

BSアンテナのデメリットは、初期費用が他の2つの方法よりも高額になってしまうことです。アンテナの寿命は約10年であり、劣化具合に応じて買い替えが必要になる場合があります。

また、BSアンテナを屋根に設置すると、家の外観を損ねるおそれがあります。天候や地形の影響も受けやすく、台風や強風などにより、BSアンテナが落下する危険性も高まるでしょう。

これらの原因によりBSアンテナに不具合が生じると、テレビ番組の映像が乱れたり、電波を受信できなくなったりするおそれがあります。BSアンテナは一度設置したら終わりではなく、その後もしっかりとメンテナンスをしましょう。

BSアンテナを設置する方法を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

BSアンテナは自分で設置できる?費用相場や設置方法を解説

一軒家でBS放送を見る方法2|光回線

アンテナが不要な光回線は、家の外観を損ねずにBS放送を視聴したい方におすすめです。光回線とは、フレッツ光のように光ファイバーを利用した回線サービスや、大手通信会社や電力会社が提供するインターネットサービスを活用したものです。

インターネットの光回線から受信した電波信号を、テレビなどの同軸ケーブル接続機器を使用し、地デジやBS/CS放送が視聴できるようにします。代表的な光回線テレビは、NTT東日本が提供する「フレッツ・テレビ」です。

光回線のメリット

比較的通信速度が速い光回線にすることで、BS放送の映像が乱れにくくなり、安定した視聴が楽しめます。

また、スマートフォンとのセット割引が多い傾向にあり、同時に契約すると割引などが適用され、費用負担が軽減される場合があります。キャンペーンの適用条件を確認した上で申し込むと、月々の通信料を節約できるのもメリットです。

オプションで光電話や光テレビを利用できる場合は、セットでお得に楽しむことができるでしょう。インターネット回線のほかに使用料が加算されますが、セット割引が適用されれば、費用対効果は高まります。

さらに、光回線はアンテナが不要なため、外観がスッキリした印象になるだけでなく、アンテナの点検や劣化による交換作業の手間が省けます。

光回線のデメリット

光回線のデメリットは、活用できるエリアが決まっていることです。未対応のエリアに住んでいる場合、光回線を利用することはできません。少しずつ適応エリアが拡大していますが、すべてのエリアをカバーできるとはいえない状況です。

また、基本的に光回線テレビは回線とセットであり、他社のサービスへ乗り換えるときは、回線ごと切り替えなければなりません。サービス変更時にスムーズに移行できないと、BS放送が映らなくなる場合もあるのです。

さらに、年単位の契約期間が決められている場合、途中で解約すると月々の費用は抑えられても、違約金が発生するケースがあります。

特に、工事費用を分割で支払っている場合は注意が必要です。契約期間の途中で解約すると、工事費用の残金が請求される可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

インターネット回線の工事が必要な場合は、開通するまでに時間がかかります。申し込んでから1~2か月後に工事が行われることもあるため、引っ越しの予定がある場合は逆算して手続きを行うことをおすすめします。

一軒家でBS放送を見る方法3|ケーブルテレビ

アンテナを設置せずにBS放送を視聴したい方は、ケーブルテレビを選択するのもひとつの方法です。ケーブルテレビは、テレビ電波を送信する電波塔から、ケーブルテレビ各社が電波を受信するサービスを指します。

地域に特化したチャンネルがあり、地元のニュースやイベント情報などを知りたい方におすすめです。

ケーブルテレビのメリット

光回線が未対応のエリアに住んでいても、ケーブルテレビを利用すればBS放送を視聴できます。電波が届きにくい山間部などでも、電波が入りやすいのが特徴です。

また、ケーブル回線を活用しているため、アンテナを設置する必要がなく、家の外観を損ねることもありません。天候にも左右されず、クリアな映像を楽しめます。

インターネットと電話をセットで契約できる場合は、支払い方法を統一できて管理が楽になります。ほかにも、さまざまなチャンネルから、見たいテレビ番組を自由に選択できるのも醍醐味です。

ケーブルテレビのデメリット

光回線と比べると、通信速度が遅くなる場合があります。特に、光ファイバーケーブルと同軸ケーブルを併用していると、使用状況によっては通信速度に影響をおよぼします。

また、ケーブルテレビは地域密着の番組が多く、視聴できるエリアに制限があることも少なくありません。見たいケーブルテレビがあっても、対象エリアに住んでいなければ視聴できないこともあるため注意が必要です。

BSアンテナを設置したい場合は専門業者に相談しよう

BSアンテナを使用すると初期費用はかかりますが、長く利用するほどお得にBS放送を楽しむことができます。しかし、屋根にアンテナを設置する場合、高所での作業となるため、ケガや転落のリスクをともないます。

設置作業に不安な方は、アンテナ工事の専門業者であるGo!Go!アンテナに依頼すると良いでしょう。年間3,000件以上の施工実績があり、15年間の長期保証もあるため、安心して依頼できます。

最短即日で駆けつけてもらえるため、早くBS放送を視聴できる環境に整えたい方は、Go!Go!アンテナへ問い合わせてみましょう。

まとめ

一軒家でBS放送を視聴するには、「BSアンテナ」「光回線」「ケーブルテレビ」を設置する方法があります。BSアンテナは月額料金がかからないため、長期的にみると家計への負担を抑えられます。

光回線はインターネット回線を使用して、安定した映像を楽しめるのがポイントです。ケーブルテレビは地域に特化した番組を視聴できて、地域の情報を収集しやすくなります。

ほかにも、さまざまなメリットやデメリットがあるため、設置前にしっかりと確認しておきましょう。