4Kアンテナの工事はDIYできる?必要な機材や業者に依頼する場合の相場も解説

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画素数が高く、リアルで迫力のある映像が楽しめる4Kテレビですが、4Kアンテナを設置しないと視聴できるチャンネル数が減ってしまいます。すべての4K放送を視聴するには4Kアンテナを設置する必要がありますが、DIYでの設置は難しいため業者に依頼するのがおすすめです。今回は4Kアンテナ工事のDIYが難しい理由や、4K放送の視聴に必要な機器、4Kアンテナ工事の流れと費用相場などについて解説します。


4Kアンテナ工事のDIYは難しい!業者への依頼がおすすめ

工事費用を節約するために、4KアンテナをDIYで設置したいと考える方もいるでしょう。しかし、4Kアンテナ工事のDIYは難しいため、業者に依頼することをおすすめします。ここではDIYが難しい理由と、業者への依頼をおすすめする理由について解説します。

DIYが難しい理由

4Kアンテナ工事のDIYが難しい理由は、工事の難易度が高いことです。4Kアンテナは屋根に設置するのが一般的(※)で、工事の際は高所で作業する必要があります。高所作業に慣れていない人だと転落するおそれがあり大変危険です。

また、取り付けの際に4Kアンテナを落としたり、しっかり固定できていないなどの取り付けミスによってアンテナが外れたりして、故障することもあります。

車の上に落として傷つけてしまったり、隣家の敷地に落としてトラブルに発展したりする可能性もゼロではありません。

さらに4Kアンテナはただ屋根にくっつければ良いものでなく、適切な方角や角度に調整したり、4Kテレビとつなげる配線作業をしたりする必要があります。

方角・角度調整や配線作業をこなすには、繊細な4Kの電波や宅内配線に関する知識が必要なため、素人では対応しきれない可能性が高いのです。

※団地や集合住宅の場合は、屋根ではなくベランダに設置するケースもあります

業者への依頼をおすすめする理由

先述の通り4Kアンテナ工事をDIYで行うのは難しいため、業者に依頼するのがおすすめです。業者であれば高所での作業に慣れており、4Kの電波や宅内配線などに関する専門知識もあるため適切に4Kアンテナを設置してもらえます。

周辺機器の選定や設置・設定にも対応可能で、トラブルが起きた場合の保証やアフターサービスが受けられるのも魅力です。

また、そもそも4K放送は4Kの電波が届く場所でしか視聴できないため、事前に電波が受信できるかどうかをチェックする必要があります。

業者に依頼すると4K放送が視聴可能な環境かどうかも確認してもらえるので、「4Kアンテナを設置したのに視聴できなかった」というトラブルを防止できます。

4Kアンテナ工事をどこに依頼するか迷ったら、Go!Go!アンテナがおすすめです。年間3,000件以上の施工実績があり、15年の長期保証もあるため、安心して工事を依頼できます。

また、下記の記事にてアンテナ工事の依頼先の選び方や費用相場を紹介していますので、こちらもご覧ください。

テレビのアンテナ工事はどこに頼む?費用相場や依頼先を選ぶポイント

4Kアンテナ放送を視聴するために必要なもの

4K放送を視聴するにあたって、4Kアンテナ以外にも必要な機器があります。どのような機器が必要なのか、詳しく解説します。

4Kテレビ

4K放送を視聴するには、「4Kチューナー内蔵テレビ」または「4K対応テレビ」が必要です。このうち「4K対応テレビ」は、4K放送の視聴に対応してはいるものの別途チューナーが必要な製品があるので、よく確認した上で購入しましょう。

4Kチューナー

先述の通り、4Kチューナー内蔵テレビではない場合は4Kチューナーが必要です。DVD・ブルーレイレコーダーには4Kチューナー内蔵の製品があるため、もしレコーダーを持っている場合は4K対応かどうかを調べてみましょう。

4K対応アンテナ

BS放送・110度CS放送の電波には、右方向に回転する「右旋円偏波」と左方向に回転する「左旋円偏波」があります。

このうち、「NHKBS4K」や「BS日テレ4K」などのチャンネルがある右旋は、既存のBS/CSアンテナや4K放送対応のテレビがあれば視聴可能です。一方、「NHKBS8K」や「ショップチャンネル4K」などのチャンネルがある左旋は4Kアンテナが必要になる場合があります。

集合住宅の場合は全室共用のアンテナが設置されている可能性があるので、共用アンテナが4Kに対応しているかどうかを確認しましょう。4Kアンテナの設置ができない場合は、光回線テレビなどを利用すれば4K放送を視聴できます。

4K対応アンテナケーブル

4K放送を視聴するには、アンテナケーブルも4K対応のものにする必要があります。既存の4K非対応のケーブルは使い回せないので、4K対応のケーブルを購入しましょう。

長さが足りない場合は、コネクタでつながなくてはなりません。あらかじめ必要な長さを確認してから購入しましょう。

4K対応ブースター

4K放送の電波が弱いとノイズが入るなどして安定した視聴ができなくなるため、4K対応ブースターも用意しておきましょう。ブースターがあると電波が増幅されるため、安定して4K放送を視聴できるようになります。

4K対応分配器

テレビが複数台ある場合は、4K対応分配器で電波を分配する必要があります。2分配、3分配などテレビの台数に応じて選びましょう。ケーブル付きの製品なら、別途ケーブルを購入する必要がなくなります。なお、テレビが1台のみの場合、分配器は不要です。

テレビの分配器の種類や選び方については、下記の記事にて詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

テレビの分配器とは?分波器・分岐器との違いや種類、選び方も解説

4K対応分波器

分波器という地上デジタル放送と衛星放送の電波を分ける機器も、4K対応のものに変えなくてはなりません。ケーブル付きのものとケーブルなしのものがあるので、必要に応じて選びましょう。

4K対応ミキサー(混合器)

4K対応ミキサーとは、混合器とも呼ばれるBS・CS・地上デジタル放送の電波を1つのケーブルにまとめて伝えるための機器です。複数台のテレビで4K放送を視聴する場合に必要で、こちらも4K対応のものに変える必要があります。

4Kアンテナ工事の費用相場

4Kアンテナ本体の費用相場は、15,000~20,000円程度です。工事費込みの場合は25,000~30,000円ほどかかります。テレビの台数などで価格が変わる場合もあるため、業者に依頼する際には事前に見積もりを取りましょう。

4Kアンテナ工事の流れ

業者に4Kアンテナ工事を依頼する場合は、下記の流れで進めましょう。

1.情報収集
2.見積もりと業者選定
3.業者によるアンテナ設置と配線
4.受信テストを経て工事完了

まずは4K放送の電波受信とアンテナの設置が可能かどうかを調べましょう。

続いて工事費の見積もりを取り、工事可能日程や保証内容などの条件を確認した上で業者を選定しましょう。その後、業者によるアンテナ設置と配線が完了したら、受信テストを経て工事が完了します。

【補足】既存のBS/CSアンテナを使える場合もある

すべての4K放送を視聴する場合でも、下記のチャンネルを視聴しないのであれば既存のBS/CSアンテナを使用できます。

【BS左旋4K・8K放送(無料)】
・4KQVC通販番組
・ショップチャンネル4K通販番組

【BS左旋4K・8K放送(有料)】
・WOWOW 4K
・NHK BS 8K
・ザ・シネマ 4K

まとめ

4Kアンテナの工事は難易度が高く、高所作業による怪我や取り付けミスによるトラブルのおそれもあります。さらに、状況に応じてチューナーやケーブル、分配器なども用意する必要があり、判断が難しいため、不安な場合は業者に依頼するのがおすすめです。

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