テレビにノイズが発生するのはなぜ?原因と対処法を解説!

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テレビにモザイクのようなブロックノイズが発生すると、映像の内容がわからなくなり、番組を楽しめません。急にノイズが発生して困った経験をした方もいるでしょう。テレビのノイズはなぜ発生して、どうしたら直せるのでしょうか。今回は、テレビでノイズが発生する原因と対処法を紹介します。


テレビにノイズが発生する原因

テレビの映像にブロックのようなノイズが発生する原因はいくつかあり、大きく電波不足と機器のケーブル接触不良、機器の故障などがあげられます。それぞれ、なぜノイズの原因になるのか解説します。

原因1|電波不足

テレビは、アンテナで電波を受信することで映像を表示しています。アンテナに届く電波が不足し、アンテナレベルが低い状態になると、ノイズが発生します。

電波不足のノイズは画面全体に発生することが特徴です。また、複数のテレビを設置している場合、1台だけでなく他のテレビでもノイズが発生します。

アンテナレベルが低くなる原因には、台風や雪などの悪天候による影響や、近くに電波を阻害する大きなマンションやビルなどの建物が建って電波が届きにくくなっていることなどが考えられます。また、機器の劣化でも低くなることがあります。

悪天候が原因の場合は、天候が回復すればノイズも改善されます。しかし、それ以外の原因の場合は対処が必要です。

アンテナレベルについては、下記の記事で詳しく解説しています。

原因2|機器ケーブルの接触不良

電波が十分に届く状態であっても、アンテナとテレビを接続しているアンテナケーブルがゆるくなっていたり、接続部分が断線していたりすると、信号が正しく届かずノイズが発生します。

アンテナケーブルの接触不良の場合、画面の一部や、特定のチャンネルだけにノイズが発生することが多くなります。あるときから急にノイズが発生し始め、時間をおいても改善されない場合は、接触不良が疑われるでしょう。

原因3|機器の故障

アンテナやテレビ本体、チューナーなどの劣化や故障でも、映像にノイズが入ります。複数のテレビがあり1台だけにノイズが入る場合や、機器ケーブルを確認しても問題ない場合には、機器のいずれかの故障が考えられます。長期間使用している機器や衝撃を受けた機器がある場合には、故障の可能性を疑いましょう。

アンテナの場合、サビや塗装の剥がれやぐらつきがある場合、寿命の可能性があります。また、分配器や分波器を使用している場合、サビが発生して故障の原因となることもあります。特に屋内用を屋外用として使用していた場合に起こりやすいため注意してください。

液晶テレビでは、画面への衝撃や経年劣化でノイズが発生するようになることがあります。画面上の同じ場所にいつもノイズが生じる、ノイズだけでなく色や明るさもおかしい場合には、液晶が故障しているサインかもしれません。

周辺機器の不具合を確認するには、接続していない状態と映像に変化があるかをみると良いでしょう。

テレビにノイズが発生したときの対処法

テレビにノイズが発生する場合、悪天候が原因なら天候が回復すれば改善されます。しかし、天候以外の要因の場合には対処が必要です。ここでは、自分でできる主な対処法を紹介します。

対処法1|ケーブルを確認する

アンテナケーブル・アンテナ端子・テレビ本体を確認し、緩みがないか、ケーブルが外れかかっていないか、奥まできちんと差し込まれているかを確認しましょう。緩くなっていたら接触不良となるため、再度接続し直します。

接続してもすぐに緩んでしまう場合には、ケーブルを交換するか設置方法に工夫が必要です。接続部分や中継コネクター部分に断線がみられる場合も、ケーブルを交換してください。

設置状況によっては、テレビとアンテナ端子部分の間に、ブースターや分配器などの周辺機器を使用しているケースもあるでしょう。その場合は、周辺機器の接続状況も確認してください。

対処法2|B-CASカードを確認する

B-CASカードとは、デジタル放送を受信するために必要なカードで、有料の契約情報の更新や著作権保護に利用されています。

B-CASカードを使用する機種の場合、カードがきちんと挿入されていない場合や、ICチップが汚れている場合にはノイズやエラーの原因になります。挿入口にしっかり挿入されているか確認し、ICチップが汚れていたら柔らかい布で拭き取りましょう。

対処法3|チャンネル設定を行う

テレビのチャンネル設定でスキャンを行うと、ノイズが解消される場合があります。設定方法はメーカーによって異なりますが、一般的には下記の流れで行えます。順番の前後や画面推移の違いなどがあるため、詳細はテレビの取扱説明書で確認しましょう。

1.メニューボタンを押し、設定メニューに入る
2.初期設定(設置設定)を選択する
3.郵便番号や地域、市外局番などを設定する
4.チャンネル設定を選択する
5.設定メニューがある場合は、「再スキャン」「初期スキャン」などを選択する

テレビを買い替えた後や引越しの後に再設定をしていなかったという例もあるので、設定を確認してみましょう。

対処法4|アンテナを確認する

アンテナが物理的衝撃でずれや傾きが生じたり、落ちたりしていないか、設置状況を確認しましょう。アンテナの向きがわからない場合は、近隣の家のアンテナを参考にしてください。また、テレビの設定画面から、アンテナレベルが十分かどうかも確認しましょう。アンテナレベルが低い場合、電波を増幅するブースターの設置や設置場所の調整が必要です。

なお、BS/CS用アンテナの向きは、微調整が必要です。専門業者への依頼をおすすめします。

テレビのノイズ修理を業者に依頼するには

テレビのノイズは原因により対処法が異なります。原因別に、業者に依頼する方法や注意点を紹介します。

テレビに不具合がある場合

テレビ映像にノイズが発生する場合、その原因のほとんどはテレビの故障ではありません。しかし、画面に縦線や横線が入るような場合は、液晶の故障が考えられます。

テレビの不具合の場合、保証期間内なら修理、期間を過ぎているなら買い替えがおすすめです。古いテレビの処分は、下取りサービスを利用するか、自治体に処分方法を確認しましょう。不用品回収業者への依頼も可能です。

アンテナに不具合がある場合

アンテナの不具合や、ノイズの原因がわからない場合には、専門業者に相談するのが一番の近道です。

賃貸物件の場合は、まず管理会社や大家さんへ確認してください。共同設備の不具合は、管理会社や大家さんが対応しなければなりません。

アンテナのトラブルが自分の部屋だけの問題なのか、アンテナ設備に不具合が生じているのかを判断するために、他の部屋の人にテレビがきちんと映っているか確認してみるのも良いでしょう。

なお、個人的にアンテナを設定した場合には、修理や買い替えを自分で行う必要があります。

アンテナの不具合を解消したいなら、Go!Go!アンテナがおすすめです。Go!Go!アンテナはテレビアンテナの専門業者で、アンテナの設置や修理などを行っています。年間3,000件の施工実績があり、最短即日での施工が可能です。15年の長期保証もあり、安心して依頼できます。

アンテナの周辺機器に不具合がある場合

ブースターやアンテナケーブル、分配器、分波器などのアンテナの周辺機器に不具合がある場合は、自分で交換することも可能です。しかし、高所作業となる場合は危険をともなうため、専門業者への依頼がおすすめです。

賃貸物件の場合は、アンテナ修理と同様に管理会社や大家さんに確認してください。

まとめ

テレビの映像にノイズが発生する主な原因は、電波不足や機器ケーブルの接触不良、機器の故障の3つです。天候の影響を受けることもあるため、天気が回復しても状況が改善されないなら、どこに原因があるのか確認し、適切に対処しましょう。

アンテナに問題がある場合や、原因がわからない場合には、専門業者へ修理や調整を依頼するのがおすすめです。